山梨のさくらんぼ狩り 山口農園
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 山口農園ホームページにようこそ
               
            
お知らせ   
 
 過年度には、さくらんぼ狩りや宅配などたくさんのご愛顧をいただき、誠に有難うございました。昨年は新型コロナのため宅配、直売に限らせていただきました。また、中途でご注文をお断りさせていただきましたことをお詫び申し上げます。
 今年は、宅配、直売だけでなく、個人の小人数のさくらんぼ狩りなら入園可能かと存じます。多くの皆さんのご来園や宅配のご注文をいただけますようお願い申し上げます。
                  山口農園、園主山口孟男

  ●山口農園に来る鳥たち

  2017年4月23日、私の三ケ所農園ですさまじい場面に遭遇しました。この鳥は飛んで来るや否や大きな鳥を取り押さえて、ついばみ始めました。あっという間の出来事です。私が二十数メートル程近づいても逃げようとしません。すぐさま近くの作業小屋に写真機を取りに行き、撮影しました。この鳥は何という取りでしょうか。胸には白と黒の縞模様が見えます。こんな獰猛な狩り上手な鳥は初めて見ました。
図鑑で調べたところハイタカでした。
山口農園に遊びに来た鳥 さくらんぼの休眠期は、落葉期ですが、小鳥が遊びに来ます
この鳥の名はもずです。この鳥は縄張り意識が強く、一つの園には、一羽しかいません。他の鳥が縄張りを荒らすと大喧嘩になるそうです。
   2014年秋わがさくらんぼ園に飛来、すぐにシャッターを押しました。シジュウカラでしょうか。
鳥図鑑で調べたいと思います。この他にも鶯に似た鳥が来ましたが、シャッターを押し損ねてしまいました。
   鵯です。いつの時代に誰が名付けたか。文字どおり卑しい鳥です。図太くて貪欲です。しかし、夫婦愛はいじらしいほどです。
   ムクドリです。甲州ではぎゃぎゃと呼びます。人を警戒しません。
耕運機を動かすとすぐに来てミミズをつつきます。
   鴛鴦でしょう。偶然畑のわきで見つけました。猫などに襲われないか心配です。
山口農園に遊びに来たキジ 山近くの小生の畑には、美しい雉を、時々見かけます。
冬には猟犬をつれた猟師が来ます。
この雉は幸い難を逃れたたようです。

 

●太宰 治 桜桃忌について

 「桜桃忌」は太宰治を偲んで、毎年6月19日に三鷹の禅林寺で開催されます。
 これは、太宰治が亡くなる年に書かれた短編小説「桜桃」に由来します。この小説は太宰治の小説家と家庭生活者とのはざ間で抜き差しならない心境を描いたものです。
家庭生活から逃れた主人公は、酒を飲む場所に行き、桜桃を出されて、つぶやく
 「わたしの家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。子供たちは、桜桃など見たこともないかもしれない。食べさせたらどんなによろこぶだろう。」と、
 家族への思いと強い呵責の念であります。そのため主人公は「極めてまずそうに食べては種を吐き吐き、食べては種を吐き」でした。
この苦悩は小説家に限らず誰しもが抱く心情だからこそ名作なのではないでしょうか。
 それにしても戦後間もないころのことだが、さくらんぼがいかに高級な、ぜいたく品あったことがうかがえます。
 太宰治は大好きな小説家だけれど、私のさくらんぼ作りとはまったく関係はありません。しかし、どこか温かいつながりを感じます。
山口農園 さくらんぼ狩り 北原ミレイさんと歌手の北原ミレイさんと園主
      
  記録的な大雪 
 山梨県内に2月14日の明け方から降り出した雪は、15日の朝10時ごろまで降り続きました。       
山梨県は気象台が明治に観測をはじめて以来の大雪とのことです。
甲府は1m15cmの積雪ですが、私どものところは1m20cmは積もりました
 こんな大雪は私の生涯で初めてです。
ニュースによると車はあっちこっちで立ち往生、また、孤立した村落もいくつもありました。
急行列車は動かなくなってしまい、二日も近くの救護所に泊まったと言うことです。
 私どものところでは雪かきをしようにも手が着けられない。雪かきはし ても、車を車庫から出す
ことも出来ない状態で、ただ見ている他はありませんでした。
 屋根の雪はぜんぜん落ちてません。こんな時救急の病人が出たら、火事がおきたらどうなるだろうと心配です
買い物もままならない。いやスーパーには品物がほとんど無いそうです
 市役所も初めてなことなので対応がなってない。16日になってようやく重い腰を上げたようです。
18日なって。ようやく私の畑に行く道路も開いたようなので、行って見ると、農機具小屋は倒壊してしまいましたが、さくらんぼ園の施設はほとんど被害を受けてないようなのでほっとしました。
他の畑を見ると、ビニールを掛けたブドウ畑、さくらんぼ畑、桃畑はほぼ全滅。そのほかの年季の入った施設で、ビニールを掛けなくてでも、パイプの骨組みが崩れてしまってるのも多数ありました。
 私の中学時代の同級生の山間地にあるブドウ畑50アール、さくらぼ畑20アールのハウス設備は全滅となってしまいました。働き者で有 名なご夫婦だけに、彼らの悲嘆さは想像を絶するものでした。歳も歳だから、もう再建できない、農業をあきらめると言っていました。これから田圃の道路も通行が出来るようになると、被害の実態は、
明らかになり、膨大なものになるもと思われます

                                               2018年 3月16日
        さくらんぼが出来るまで
   さくらんぼ栽培の年間作業日程

       さくらんぼ栽培の年間作業は、栽培者によってさまざまでしょうが、
     私の作業を紹介します。
     作付面積は、植え替え用のさくらんぼ園も含めると60aほどです。

     6月  観光園、出荷、全国発送
     7月  1、ビニール、防鳥用の網を各屋根の最上部に収納。
           これは手伝いの人と二人で5日ほどかかります。
         2、潅水。この時期は雨が少なく、しかし、
           さくらんぼの蕾を育てる大事な時ですので降雨の様子
           を見ながら丁寧に潅水をします
         3、カイガラムシ 葉の穿孔病等の防除

     8月 1、夏剪定 太い幹や枝はこの時期に切除をします。
            これは半月ほどかかります。
         2、この他に潅水などもします。
         3、有機肥料で鶏糞を施肥する時はこの時期にします。
     9月 1、 防除 カイガラムシ 葉の穿孔病等の防除
         2、新梢の摘心、新梢の摘心は人によっては6月ごろし
           ますが、私は9月から次の年の3月までに行います
         3、苗の接木
     10月 特に仕事が無いので、妻や子供と旅行などをします。
     11月 1、さくらんぼの木の植え替え。さくらんぼの木は大変弱く、
            枯れ易いのが特徴です。
            毎年、10数本を植え替えなければなりません。
         2、有機肥料および牛糞堆肥の施肥はこの時期の行います。
     12月  前半さくらんぼの木の植え替え。潅水、農園の整備  

      1月  冬剪定、枝の誘引発芽促進剤の散布
      2月、 冬剪定、枝の誘引
      3月  冬剪定、サイドレスの網とビニール掛け
      4月  枝の誘引、防除(殺菌剤)、受粉
      5月  枝の誘引、さくらんぼ狩りの準備
      6月  収穫、観光園、出荷

         
●農業奮闘記その2
 2年ほど前に「さくらんぼ事始」をこのページの下方にのせましたが、それから以後私の農業運営もだいぶ変化しました。一番の変化は、35アールの畑にすももの貴陽という品種を植えて、昨年で6年目となり、ようやく収穫が出来るようになりましたが、自分と妻だけでは、手がまわらなくなり、収穫を放棄してしまいました。貴陽は山梨県が生んだ素晴らしい新品種だけに断腸の思いでした。その畑は現在耕作放棄地のようになってしまいました。
その代わりに、20アールほどのさくらんぼ園にビニールハウスの設備をして、さくらんぼの栽培に力点を置きました。今まで、宅配と直売を主にして、さくらんぼ狩りはあまり重視しませんでした。そのためせっかく予約をいただきながらお断りするなどお客様には大変ご迷惑をおかけしました。ここでお詫びいたします。今年からは経営方針を変えて、さくらんぼ狩りも大事にしたいと考えております。今までは個人のお客様だけの入園でしたが今年からはバス等の団体のお客様の入園も考えいます。
さくらんぼ作りをして今年で10年目、ようやくさくらんぼの木の性質も分かり、土作りや剪定、枝の誘引などスムースになったように思いますが、まだまだいろいろと迷いもあり、研究中と言ったところです。とにかくお客様に喜ばれる優れたさくらんぼ作りを第一目標に日々奮闘しているところです。

                                    2012年3月25日

●ハウスの増設

山梨市西の岩手園20010年3月
        山口農園 さくらんぼハウス
--区切り--

●さくらんぼ事始 奮闘記その1(
                                      (2010年)

さくらんぼ栽培も10年するとベテランの域に入ると言う人がいます。
小生は、さくらんぼ栽培を始めて8年目になりました。
ようやくさくらんぼの木や実の性質についてわかるようになった気がいたします。
さくらんぼの栽培を思い立ったとき、店頭でさくらんぼを食べたことはありましたが、樹を見たことはありませんでした。そんな状態で、しかも農業の経験が全くない小生が、急にさくらんぼ栽培を始めようとしたのですから、家族をはじめ周囲の人々から反対されたのも当然です。
しかし、小生、その反対を押し切ってさくらんぼ栽培は自分のライフと思い始めました。
畑は実家や姉の遊休地を借りたり、新しく購入したりして、この付近の一般の農家より広い土地を確保できました。
先ずは、県果樹試験場や農業普及センターに行き、指導を受けました。
時あたかも、県試験場の富田研究員が、農業専門雑誌「現代農業」にさくらんぼの垣根栽培について掲載し注目を浴びており、早速、富田さんの指導を受けました。
小生のさくらんぼ園のほとんどが垣根栽培であるのもこんな事情がありました。
そのよく年の2月、さくらんぼの苗を500本ほど購入して、植え付けをしたのが、小生のさくらんぼ栽培の始まりです。
その後、より良いさくらんぼ作りのため、品種の改良、植え替え、また、土壌の改良などさまざまな努力を重ねております。
小生は、言わば趣味として、自分の生甲斐として、さくらんぼ栽培を始めましたが、なかなか苦労もあります。しかし、皆さんがさくらんぼを美味しく喜んで召し上がっていただけたならこの上ない幸せと思っており、入園料も、さくらんぼも他園より安くしております
ぜひ、心置きなくいらしてください。また、ご意見やご不満がありましたら、気軽に申し出てください。必ず、ご満足がいただけるようにいたします。                                     
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